母のこれから
父はおそらく発達障害だ。
母の認知症への理解は難しく、彼女のご機嫌を取ることもできず、
悪気はないのだが、何かに熱中してしまうと母を放置してしまう。
私ができる限りリビングに置いてあるウェブカメラに顔を出して、
父が絵を描いたり何かに夢中になっている時間は、母のご機嫌を取っている。
とはいえ私も自分の病院や家事、夫のケアがあるし、日々寝込みながら母を見守るのに日々クタクタで、自分の時間も欲しい。
母の迷子の一件での父の言葉はこうだ。
「俺は悪くない!駅のトイレの前で待てと言ったのに、待たずに居なくなったお母さんが悪い!」
父が母が迷子になったことに気付いて1時間半、
私の電話に出ずにひた隠しにして自分で解決しようとしていた。
結果、母の発見が遅れて命の危険もあったことも理解しておらず、
遅れて行った警察にも「すぐに連絡しなさい」、ときつく言われたそうだ。
母を送り届けてくださった警察の方も私に、
「今回は無事に見つかって良かったけれど、発見が遅れるほど生存率も下がります。
お父さんに早く連絡するよう言っておいてください。」
と言われた。
母の身の安全のことを考えると、父に任せるのはもう難しい段階に来ていると思う。
しかし私に任せると母は施設に入るしかないし、父はまだ母と一緒に暮らしたいそうだ。
だったらと一週間説得して、ここまで決まった。
・外出時にトイレに行く時は母を放置せずに、必ず多目的トイレを使うこと。
・デイサービスを週1回から2回に増やす。
・誰も来ていない曜日も、何らかのサービスを利用する。
・絵を描く時は母をリビングに1人きりにせず、同じ空間にいること。
父のこだわり「夕方にお風呂に入る。」は外せず、
今までの額よりも月額が4万円増えるそうだが、
私が負担すれば良いしそこは仕方ないと思う。
母が毎日私に笑顔を向けてくれるので、まだ頑張れそうです。
shishimayu
ブログランキングに参加しています。
更新の励みになりますので、クリックをよろしくお願いいたします。↓