自分を大切にする癖をつける
サラリーマン時代に芸術大学主催の写真講座に通っていた。
お互いアートや音楽の趣味が驚くほど同じな子と知り合い、仲良くなった。
彼女は子育て、私は介護でバタバタしていたが去年から朝活で、美術館巡りを一緒に楽しんでいる。
言語と聴覚の能力も弱ってきている自分にとっては、
おしゃべりだけをするよりも、何かを一緒に鑑賞して学んだり目的がある方が性に合っていると改めて感じた。
身体は疲れてもアートの力で心は満たされるし、お互いの近況もサッと話し合えて、そのくらいがちょうど良いのだ。
話すことでストレス発散する人も多いのだろうが、
私の場合は初めて会った人からも、家族や仕事のとりとめのない話やお悩み相談が始まりカウンセラーやお母さん役になってしまう。
しかもそういうタイプの人は自分だけが話してスッキリすることが多い。
短時間ならまだ良いのだが、痛みを堪えて話を聞いて話すことは長時間ともなると中々にしんどい。
育った環境のせいか、常にどんな約束も守って、相手を楽しませて、先回りして気遣うことを頑張ってしまうのが自分だった。
いつも夫からは「自分を大切に、無理して体調崩した自分は可哀想じゃないの?」と言われる。
すぐには変われないだろうが、少しずつ自分を大切にしていく癖をつけて行こうと思う。