デイサービスは、母のハワイ・ニューヨーク

 

投薬が効いて、母の帰宅願望はずいぶんと減ってきた。

父に当たることも少なくなった。


デイサービスでも入浴介助をようやく父が受けることに承諾し、

自宅とは環境が違うのでシャワーから慣れてもらってスタート。

1か月経って、今週は母がようやく湯船につかることができたそうだ。


母は嬉しそうに、

「ここはハワイ?それともニューヨーク?

ニューヨークで入浴。。」

と、言ったそうだ。

よっぽど気持ちよかったのだと思う。

スタッフさんも嬉し面白かっただろう。

私もそんなハワイやニューヨークに行ってみたい。


毎日母がいる時は、父も私もダジャレ口撃で母を笑わせ、ご機嫌を取る。

ダジャレが母の中に染み付いているので、他の利用者さんがトイレにいく時、

「トイレに行っトイレ。」

私や父と同じことを言って、皆さん大笑いだったそうだ。


言語訓練でもずいぶん話すようになったそうで、まだ若い聴覚士さんに、

「ねえおばあさん、そろそろ終わりにしない?」と失礼なことを言ってビックリさせてしまうこともあるけれど、

皆さん母に優しく接してくださるおかげで、母はニコニコ過ごせる日が増えた。


昔に比べて症状は進んでしまったけれど、訪問介護もデイサービスも受けられるようになって

何より母が色んな人と笑えるようになって、本当によかった。


今日の母の夕食時、

「ママの中でお米が不足したら、百姓一揆が起きるよ。」

と、我ながら意味の分からないなことを言ったが爆笑してくれ、

残していたふりかけごはん、野菜炒め、納豆も全部食べてくれた。


虎に翼のお兄ちゃんの「俺には分かる。」も拝借し、

「俺には分かる。ママがネバネバぐるぐるさせながら納豆を食べることを。」

も気に入ってくれたようだ。


食べ終わって、

IKKOさんの「よろこび〜」、

「ママ、でかした!」、

「めでたいめでたい!今宵は祝杯じゃー」などなど、

めちゃくちゃ母を褒めたら、いつもの頭をポンポンと撫でる仕草をしてくれた。


「お手手のシワとシワを合わせて、しあわせ」もいつものお約束で、

「いただきます」

「ごちそうさま」

を言ったあとに、「なーむー、チーン🎵」まで言うのが恒例。

(父には、こういうことはできないのでお笑いは私が担当。)


今日も母が食べられてよかった。


ちなみに帰宅願望が出た時は、

「ちこうよれ、くるしゅうない。」

「イヤもイヤよも好きのうち。」

「おぬしも悪よのう。」

が効果テキメン。


23時までには父に、母と薬を飲むように促す。

睡眠時間は減ったけれど、おかげで体力もついた気がします。


shishimayu


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