「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った展」東京ステーションギャラリー、思いがけず演奏参加
先輩と宮脇綾子さんの展覧会へ。
その前に腹ごしらえ。
一年越しに行きたかったお店で魚定食が食べられた。
父が連れて行ってくれた、神戸の激安のお寿司屋さん(震災で焼けてしまったそうだ。)の鯛が、
私の中でベストだったが、クロダイもマダイも悶絶するほど美味しかった。
宮脇さんの作品はパッチワーク。
野菜の根っこなど表現が細やかだ。
かぶやゴボウ、ネギの葉っぱにお花を咲かせて、それを作品のモチーフにされることも。
古いはぎれや、石油ストーブの芯、布製のコーヒーフィルターなど捨ててしまうものも再利用するのが彼女のポリシーなのだそうだ。
野菜の断面シリーズ、魚の骨、その他にも山菜、花、鳥、魚介、工具(猫もいた。)などなど、カラフルな作品が目に飛び込んでくる。
タコやイカ、伊勢海老、カニ、干物も形をザックリと切り取っているのに、しっかりそれに見えてくる不思議。
「神さまは同じものを一つとして作らない。」と、
決して簡単作業ではない手法で表現されることから、彼女の強さや生きる力が伝わった。
先輩も楽しめたそうで良かった。
帰りに、近所の集会所の窓から楽譜を持って女性が集まっているのが見えた。
見たことのない楽器で演奏をしているようだ。
最近の体調では夜間の合唱サークルへ行くことが難しくなり、
日中音楽に触れられる場所を探していたため、勇気を出してお声がけしてみた。
突然の押しかけにも関わらず歓迎してくださり、一緒に演奏に参加させていただくことに。
緊張で汗だくになりつつも、私の曲がった手からもちゃんと音が出た。
皆さんと合わせると、とても綺麗な音色に変わる。
「次からもよかったらいらっしゃい。」と、先生。
生徒さんは両親よりも歳上の方達が多く、中には85歳の方もいらっしゃった。
みなさん背筋もシャンとして、私よりお元気で明るい方ばかり。
また楽しみができました。
shishimayu
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