声の表現 集団よりソロが向いていた

 


言語訓練を兼ねて一昨年はゴスペル、それからオーケストラのある合唱団へ。

水が合う場所だったが、夜遅く体調も悪化で泣く泣く断念し、何箇所も体験して近所の合唱団に入団。

(中には練習しなくていい、上手に歌われると困るという場所もあり、集団での難しさを感じた。)


新しく入った合唱団はヘルパーさんと通いやすいことが理由だったが、

飛行機で通う人もいるほどでレベルが高く、過去にメンバー半分がいなくなるほど先生の指導も厳しい。

難しい不協和音を楽譜と音源をにらめっこして、毎日3時間家の中で練習。

100人の中で、私だけ先生に褒められるようになった。

心配していた通り、メンバーの中に私の真後ろを陣取り、周りの人も引いてしまうほどのいびりが始まった。

先生に言われたことを守って実力を発揮できると反感を持つ人が現れるのは、子供でもおばあさんでも変わらない。

付き合っていられるほど時間もないし、体調も良くないので半年で退団。


肺活量と音域も上がって母を楽しませているし、練習もなくなって自由っていいなあと、のびのび1カ月過ごしていた。

ところが合唱を辞めてから、みるみる滑舌が悪くなったと夫。


やはり口は動かさないとならないらしい。

検討していた中で、大好きなドキュメンタリーのナレーションをされた元アナウンサーの先生の講座(オンライン)を夏からスタート。

優しく的確なご指導で生徒さん達の読みも素晴らしく、聴いているのも楽しい。

何よりも、笑顔で褒められながらご指導を受けられる幸せよ。

最初は緊張でガチガチだったがご指導を元に練習を重ねたおかげで、3ヶ月で大絶賛いただけるまでになった。

滑舌トレーニングも自分のためになるし、先生の課題の文章を読み解き、声で表現するのが面白い。


もう一つ長年気になってはバリアフリーの場所がなく諦めていた、伝統芸能のクラスを年末からオンライン体験。

もっと学びたいと思い、対面講座がバリアフリー施設で学べるとようになったと分かり見学へ。

(車椅子ですと伝えても「あ、そう。この会場なら設備も整ってるからおいで。」と、普通に接してくださったことがすごく嬉しかった。)


伝統芸能ということもあり、やはり先生のご指導は言葉も表情もきめ細やかで厳しい。

ただ合唱の厳しさに慣れていたので怖いとも嫌だとも思わず、むしろ好きな世界を学べるので心底楽しかった。

(車椅子のため生徒さんには敬遠されたが、学びに来ているのだから早く上達したい気持ちが俄然強い。)

NHKの日本の話芸が大好きで、自分が声に出して学べることが嬉しくてたまらなかった。


自宅での練習を母に聞かせたら、抑揚と張り扇のテンポが楽しいらしくケラケラ楽しそう。

合唱もゴスペルも練習時は嫌がって怒っていたので、楽しんでもらえてよかった。

わんこも張り扇の音が大丈夫かと心配していたが、遊びに熱中するかよく寝てくれるので助かっている。いい子だなあ。


春には美大の通信に入りたかったが、

父は夢中になると母を放置したり、イライラしたり徹夜になったり、実際に私も振り回されている。

夫は絵に夢中になりすぎる父を嫌っているし、私も家族の生活のリズムは乱したくない。

手も悪い、体調も悪いでは、きっと編入学しても2年どころか延長できる8年でも卒業できず、お金だけ飛んでいくことも容易に想像できる。


口は顎関節も顔のこわばりもあるが、沢山動かしていくと動きが滑らかになり、手よりは楽に動かしやすい。

実際に外に学びに行くのは伝統芸能の月に一回と、先生の公演会場まで行く程度で負担も少ない。

毎日コツコツ打ち込めて、何より沢山の物語を学べるのが楽しい。

アナウンサーの先生は言葉を耕すと仰っていた。

今は毎日少しでも時間を作って、言葉を耕していきたい。


shishimayu

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