夫と犬
夫は犬が大好きで一緒に暮らしていたこともある。
私も子どもの頃に犬との暮らしを切望して実現。
若年性突発関節炎や繊維筋痛症になってから治療が安定しなかった時も、四六時中犬に救われて来た。
引っ越すことを決めてから、決め事があると夫はパニックになるが、犬との暮らしは切望し、どうにかここまで来た。
今回迎え入れた子は私が一目惚れ。
そして私以上に生きることや自身の障害に絶望している夫に、少しでも心が温かくなって欲しかった。
オーナーさんに自分が車椅子で、夫は激務と体調が悪いため、お世話は私自身(散歩はヘルパーさんと一緒になること)も相談・承諾いただいてお譲りしてもらった。
わんこは来た当日からお腹を見せて、進んでトイレシートにおしっこをしてくれ、大の字で寝てリラックス。ホッとした。
食事、トイレ、ブラッシング、歯磨きの毎日のお世話は私がする。
明け方から深夜まで、起きている時間は私を追いかけ回し、手も顔中も足までも彼の唾液だらけだ。
私のトイレまで付いてジャンプしてくるので、仕方なく抱っこする。
上手に膝の上で寝てしまい、動けない時も毎日何度もある。
大好きなのが肩と頭に登ること。
亜脱臼した肩に5キロ近くの体重で乗られると激痛が走るが、可愛いので我慢だ。
夫も久しぶりに笑うようになり、良い変化がたくさん増えた。
たまに夫が声を大きくしたりイライラした時は、わんこが私に抱っこをせがみ、すぐ離れた場所へ連れて行く。
かわいそうだから静かにと言うと、夫が落ち着いてわんこに謝りに行き、彼も尻尾を振って撫でてもらうのを喜んでいる。
(研究結果では自閉のある発達障害患者と犬が暮らすことで、患者のストレスが減ることが実証されている。
私は夫の障害の苦しさを完全には理解できていないが、疼痛異常の私が犬と暮らした時も本当に癒されたから納得できる。)
今日は最後のワクチンから1週間、お散歩デビューOKの日だ。
肩は亜脱臼しているし、朝からお腹が壊れてなかなかに辛かったが、
夫に付き添ってもらい、ヘルパーさんとのお散歩想定で1人でわんこを抱えて外に出て車椅子を操作しながら、一緒に歩く練習。
ジャケットタイプのハーネス、私自身はつけるショルダータイプのリードを使って一カ月前から、毎日自宅でキャスター椅子を漕いで練習していたので、無事にクリアできた。
ただ車が通ったり、特にバイクの音を怖がり、クンクン嗅ぎ回るだけで歩けたのは5メートルだけ。
すぐに私に抱っこをせがみ、お散歩デビューは終了。
帰宅後はトイレも疲れて失敗もあったが、夜には上手に1人でトイレできるようになっていた。
毎日褒めて伸ばすようにしていたが、成果がみるみる出るので本当に良い子だ。
彼の成長を毎日感じられて、私も嬉しい。
前のわんことの暮らしのおかげで、彼のしたいことは大体分かるし、
犬との暮らしが再開できたことは、夫以上に私にとって大きなことだ。
また守る命が増えたため、夫、両親、わんこを守えるため、私自身もしっかり体調管理して頑張って行く。
shishimayu
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